駒ケ根市中沢の「花桃の里」と呼ばれる一帯で、ハナモモのピンクや白の花が見頃を迎えている。八重咲きや枝垂れがあり、黄色いレンギョウなどと共に道沿いや川沿いを鮮やかに染めている。ほぼ満開となった22日は見物客が次々に訪れ、川に架かるつり橋を渡りながら写真を撮っていた。
ハナモモは近くで飲食店を営んでいた宮下秀春さんが30年ほど前から植えて増やし、800本以上ある。名所になり、宮下さんは2016年に82歳で亡くなったが、店を継いだ孫の登さん(28)らが木を世話したり、増やしたりしている。
毎年訪れるという伊那市御園の平沢義郎さん(88)は妻の昌子さん(85)と散策。「花ときれいな川の組み合わせがいい」と楽しんでいた。ハナモモは今週いっぱいが見頃という。