牧草地に放され、草をはむ乳牛の群れ=4月23日、福井県勝山市平泉寺町池ケ原の県奥越高原牧場

牧草地に放され、草をはむ乳牛の群れ=4月23日、福井県勝山市平泉寺町池ケ原の県奥越高原牧場

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乳牛放牧始まる 福井の県奥越高原牧場

福井新聞(2019年4月24日)

 福井県勝山、大野両市にまたがる県奥越高原牧場で4月23日、冬を牛舎で過ごした乳牛の放牧が始まった。広々とした高原に駆け出した牛は、おいしそうに牧草をはんだ。

 県内の酪農家から雌子牛を買い取り、約2年間飼育。人工授精で妊娠させ、再び酪農家に販売している。栄養豊富な牧草と適度な運動で健康な牛に育つという。

 今年は少雪だったため、例年より2週間早い放牧となった。青空がのぞく中、乳牛68頭が月齢で二つの班に分けられ、牛舎から大移動。550キロ前後の巨体を揺らして走った。牧草地に着くと、ゆっくりと歩き回りながら青々とした草をはんでいた。

 牧草地は標高400~600メートルで広さ185ヘクタール。5月中旬には、さらに約70頭が放牧され、11月中旬まで過ごす。

 桝田靖憲場長は「大型連休前の放牧となり、来場者に牧歌的風景を楽しんでほしい」と話していた。

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