上田市は、25日に松本市などで開幕する「信州花フェスタ2019」に合わせ、24日、棚田百選に認定されている同市殿城の「稲倉の棚田」をモチーフにした特設花壇を上田駅お城口広場に完成させた。
マリーゴールドやカスミソウなど950株の花がきれいに咲く花壇作りを手掛けたのは上小造園組合青年部。漆原一樹部長(44)によると、割った竹を組み、棚田らしい曲線を表現し、黄色の花は稲穂、白い花は雲、赤い花は上田ゆかりの戦国大名・真田氏の甲冑(かっちゅう)「赤備え」や太陽の色をイメージしたという。「離れたところや車の中からでも花や竹の曲線を楽しんでもらえたら」
近くで玩具店を営む女性(75)は、「種類が多くてきれい。歩いて見ても車から見ても楽しめる。思わず見てしまう」と話した。
9月末まで設置の予定。市は「信州花フェスタ」に合わせて5月中旬に上田城跡公園櫓(やぐら)門前にも特設花壇を設置する予定。