御所車を囲んで打ち合わせする関係者=八尾曳山展示館

御所車を囲んで打ち合わせする関係者=八尾曳山展示館

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29日、神迎えに御所車使用 八尾曳山祭に向け東町

北日本新聞(2019年4月25日)

 5月3日に富山市八尾地域中心部で行われる越中八尾曳山祭に向け、曳山を持つ6町の一つ東町は29日、八尾曳山展示館(上新町)から公民館に御神像を運ぶ「神迎え」に初めて御所車を使う。地元に大きな災害のなかった平成への感謝、令和が平穏であることへの祈りを込めて企画。日没に合わせて通りを厳かに進み、沿道で見守る人々に伝統を受け継ぐ心意気を示す。

 6基の曳山は2層の屋台形式になっており、上層に御神像を載せている。毎年、展示館に3基を置き、3基を各町の山蔵に保管している。小野小町と深草少将を御神像にしている東町では山蔵からの神迎えに御所車を使っているが、町から離れた展示館から運ぶ年は自動車に載せている。

 今年の祭りでは東町が先頭を曳き回す「一番山」を務める。改元と一番山が重なる特別な年に歴史に残ることをしようと東町曳山保存会(新井弘会長)が中心になって検討。「天皇皇后両陛下がお健やかに代替わりを迎えられることを喜びたい」と、平成最後の曳山関連行事となる神迎えに展示館から御所車を使うことにした。

 当日は朝から東町公民館で迎える準備を進め、展示館では御神像をほこらに収める。午後6時半、御所車にほこらを載せて出発。雅楽の演奏が響く中、神職や町役員、保存会役員らが約30分かけて公民館まで歩く。新井会長は「安全に気を付けながら一つ一つの行事に思いを込めて進めたい」と話す。

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