4年連続で国際認証「ブルーフラッグ」を取得した若狭和田海水浴場=2018年7月、福井県高浜町和田

4年連続で国際認証「ブルーフラッグ」を取得した若狭和田海水浴場=2018年7月、福井県高浜町和田

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若狭和田が4年連続 ビーチの国際認証「ブルーフラッグ」

福井新聞(2019年4月25日)

 福井県高浜町和田の若狭和田海水浴場が、安全や環境保全などの基準を満たした優れたビーチなどに与えられる国際環境認証「ブルーフラッグ」を4年連続で取得した。これまでアジアでは同海水浴場を含む2カ所のみだったが、今年は新たに日本2カ所、韓国1カ所が取得。野瀬豊町長は「ブルーフラッグ取得の自治体同士が連携し、美しい海を活用した新たなまちづくりを進めたい」としている。
 
 同認証は国際NGOの国際環境教育基金(FEE)が運営。水質や環境教育、安全性など33項目の基準を満たしたビーチに認められ、いわば安全・安心なビーチとしてのお墨付き。世界では現在、45カ国約4500のビーチやマリーナなどが取得。審査は毎年あり、基準をクリアできなければ取り消されることもある。

 若狭和田海水浴場は、清掃活動など官民一体となった管理、運営で2016年にアジアで初めて取得し、今回が3度目の更新。青く美しい海、白い砂浜は県内外から人気を集めている。21年には生涯スポーツの国際大会「ワールドマスターズゲームズ(WMG)」のライフセービング競技の会場となるため、町はインバウンド(訪日外国人客)対応として多言語対応、浜茶屋のキャッシュレス決済導入などを検討している。

 今回アジアでは、同海水浴場と由比ガ浜海水浴場(鎌倉市)に加えて、本須賀海岸(千葉県山武市)、須磨海岸(神戸市)、シンジミョンサシムニビーチ(韓国)の3カ所が仲間入りした。アジアでの認知度がまだ低く、野瀬町長は「ブルーフラッグがアジア圏でも広がりをみせていることは大変喜ばしい」と歓迎している。

 昨夏の高浜町内8海水浴場の入り込み客数は計19万6400人で、そのうち若狭和田海水浴場には約72%の14万900人が訪れた。

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