屋体を背に話し合う推進協議会のメンバー

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踊り屋体復活5月披露 井波日本遺産推進協が「CFとやま」活用

北日本新聞(2019年4月27日)

 5月3日に南砺市井波地域で行われる井波八幡宮春季例大祭に向け、井波日本遺産推進協議会(三谷直樹会長)が整備を進めていた踊り屋体が完成した。巡行が途絶えた中新町の屋体に井波彫刻を取り付けて、地域のシンボルとして復活させた。

 春季例大祭では、金色のみこしが巡行し、屋体が三味線や笛の音色、唄を響かせながら引き回される。中新町の屋体は10年前から巡行が途絶え、現在は四つの町が屋体を受け継いでいる。

 井波彫刻を軸にした文化財が昨年、「木彫刻美術館・井波」として日本遺産に認定されたのを機に、井波日本遺産推進協議会が中新町で使われた踊り屋体を地域のシンボルとして再建することにした。

 文化庁の補助金と、地域活性化を応援するクラウドファンディング「CFとやま」を活用した。

 踊り屋体は高さ約5メートル、長さ約4メートル、幅約2メートルで、2層構造。上部は踊りの舞台となっている。制作は井波彫刻協同組合が請け負い、花鳥風月をテーマに竜や孔雀などの彫刻を取り付けた。

 3日は午後1時半から井波交通広場で、屋体をお披露目し、井波の子どもたちが踊る。雨天の場合は、井波別院瑞泉寺境内の瑞泉会館で行う。

 今後は、8月のいなみ国際木彫刻キャンプや、秋に開催される予定のまちなみアートでも披露する。三谷会長は「素晴らしい出来栄え。井波の伝統技術と祭りの文化を多くの人に見てもらいたい」と話した。

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