アカナマダの墨で書かれた「令和」の書

アカナマダの墨で書かれた「令和」の書

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気分は「令和」発表 魚津水族館 記念撮影コーナー設置

北日本新聞(2019年4月27日)

 魚津水族館(魚津市三ケ)は改元に合わせ、5月1~6日に同館ならではの記念撮影コーナーを設ける。富山湾では珍しい魚「アカナマダ」の墨でしたためられた「令和」の書を手に、新元号を発表する菅義偉官房長官の姿を再現しつつ、ブリやニシキゴイと写真が撮れる。準備を進める担当者は26日、「時代の節目にユニークな記念写真を残してほしい」とPRした。

 記念撮影コーナーは写真水槽と富山湾大水槽の2カ所に設置し、いずれも額に入れた「令和」の書を用意。写真水槽は記者会見場をイメージして演台を置き、ニシキゴイと一緒に撮影できる。富山湾大水槽はマツカサウオとホタルイカのモニュメントを並べ、群れて泳ぐブリを背に写真を撮れるようにする。

 記念事業を検討する中、「書を手に魚と写真撮影してもらう案はすぐに出たが、パンチに欠ける。そこで思い付いたのがアカナマダの墨」と担当者。

 南方系の魚とみられるアカナマダは総排出孔から墨を噴出する。県内では珍しい魚だが、今年は2~4月に計8匹が捕獲された。

 書は、4月17日に一時的に生きたまま展示され、死後に解剖された1匹の墨汁のうから取った墨をそのまま使用。24日に書道五段の女性職員がしたため、「墨は生臭かったけれど、ねっとりとして滑らか。書きやすかった」と話した。担当者は「記念撮影で、時代の節目を迎えたことや、アカナマダがたくさん捕獲されたことを思い出にしてもらいたい」と言う。

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