「まつや」で会話を楽しむ泰彦さん(左)や根羽村民ら

「まつや」で会話を楽しむ泰彦さん(左)や根羽村民ら

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー

根羽村で築130年の古民家改築した宿泊施設「まつや」オープン

信濃毎日新聞(2019年4月28日)

 根羽村で27日、築約130年の古民家を改築した宿泊施設「まつや」がオープンした。昨年末に都内から移住した杉山泰彦さん(27)、有希さん(28)夫妻が木造2階建ての古民家を1棟貸しの施設として運営する。この日は村民らが集まり、1階に設けられた憩いのスペースで思い思いに会話を楽しんだ。

 古民家は村中心部にあり、かつては住宅のほか、郵便局やタバコ店として使われていた。杉山さん夫妻は所有者の了解を得て、古民家の改修を2016年から行ってきた。

 古民家の梁(はり)や柱をそのまま残すように工夫。村内に住む片桐美寿良(みすら)さん(87)は昼前にまつやを訪れ「結構、中が広くて立派」と驚いた様子。茶を味わいながら、杉山夫妻らに「昔はここにタバコを買いに来たこともある」と思い出を話していた。

 大型連休後に部屋の空きがあるという。泰彦さんは「根羽の良さを知る拠点にしてもらいたい」と話している。

 5月6日まで茶やコーヒーを無料提供する。宿泊するには施設利用料1万円に加え、1人当たり5千円の料金がかかる。予約はホームページで受け付ける。問い合わせは泰彦さん(電話080・4160・1991)へ。

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