29、30日に砺波市出町地区で行われる県無形民俗文化財・出町子供歌舞伎曳山(ひきやま)祭(まつり)のリハーサル「稽古上げ」が28日、同市本町で行われ、住民らに成果を披露した。
今年の当番町は中町で、改元を祝う意味も込めて御祝儀舞の「寿(ことぶき)式(しき)三(さん)番(ば)叟(そう)」と、「義経千本桜」を演じる。役者は小学生8人が務め、今年1月からせりふや舞の練習に励んできた。
稽古上げでは、三味線や唄に合わせて優雅な舞や、りりしい所作を披露し、盛んな拍手が送られた。
出町子供歌舞伎は出町神明宮の春季祭礼で奉納され、東、中町、西町の3町が持ち回りで当番町を務める。
本番の2日間は計9カ所で上演する。5月3日はとなみチューリップフェアなどで特別公演も行う。