上田市ゆかりの戦国大名・真田氏を題材にした「第37回上田真田まつり」(実行委員会主催)が29日、同市の中心部で開かれた。オーディションで選ばれた市民らが出演した決戦劇では、出演者が勇ましい殺陣を披露。大勢の観光客らが楽しんだ。
上田城跡公園の芝生広場で行われた「真田軍VS徳川軍決戦劇」は、戦で多くの友や家族を失った真田幸村(信繁)が徳川軍の本陣を急襲するストーリー。赤い甲冑(かっちゅう)に身を包んだ幸村を中心に、約100人の出演者が代わる代わる舞台に登場してダイナミックな決戦劇を演じた。
全国鉄砲演武大会には、関ケ原鉄砲隊や信州真田鉄砲隊など全国の五つの鉄砲隊が登場。火縄銃の空砲が放たれ、ごう音とともに白煙が上がると、外国人観光客らが大きな音に驚いていた。
歩行者天国になった中心商店街では、恒例の真田三代武者行列が行われ、語学学校の留学生らも参加した。