とも旗を立てて小木港を周遊する伝馬船=能登町小木

とも旗を立てて小木港を周遊する伝馬船=能登町小木

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とも旗祭り 大漁願い、伝馬船巡航

北國新聞(2019年5月3日)

 能登町小木で2日、石川県無形民俗文化財の「とも旗祭り」が2日間の日程で始まり、澄み渡る青空の下、高さ約20メートルののぼり旗「とも旗」を立てた伝馬船9隻が勇壮に小木港を巡航した。とも旗の中には「令和」の文字もあり、新時代の幕開けを彩った。
 祭りの開始を告げる「触れ太鼓」が町中に鳴り響き、午前5時から9町内会の若衆がとも旗を立て、子供たちとともに伝馬船に乗り込んだ。太鼓と笛の音を響かせながら小型漁船に引かれて港内を進み、漁師や住民が今季の航海の安全と大漁を願った。小木中、柳田中の3年生計27人も乗船した。
 下濱町内会はとも旗に「令和希隆盛」、西町町内会は「躍漁彩令和」とそれぞれ文字をしたためた。
 西町壮青年団の広瀬巌(みね)彦(ひこ)会長は、小木の中型イカ釣り船によるスルメイカ漁が不振であることに触れ「小木の漁の飛躍と令和が輝きのある時代になってほしいという願いを込めた」と話した。
 3日は本祭りが行われ、神輿(みこし)を載せた御座船が伝馬船と連なって港内や九十九湾を周遊する。

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