福井県大野市乾側地区で5月4日、地元のまちづくり団体が主催する「シバザクラまつり」(福井新聞社後援)が始まった。田んぼのあぜに植えられたシバザクラが鮮やかなピンクの花を咲かせ、訪れた人を楽しませている。
同地区では1992年に田んぼの雑草や害虫対策のために農家がシバザクラを植え始め、現在の面積は30ヘクタール以上にまで広がっている。
祭りは満開の時期に合わせて同地区下丁の国道158号沿いのテントで開催され、今年で11回目。地元住民らがシバザクラなどの花苗や山菜、地酒を販売している。この日は天候にも恵まれ、県内外から多くの観光客が訪れた。
金沢市から夫婦で訪れた40代の女性は「鮮やかでとてもきれい。石川も田んぼは多いけれど、こんな光景はない」と満足そうに話していた。
祭りは5日まで行われる。