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さあ山の季節 日本国太鼓披露でもてなし 村上・小俣宿

新潟日報(2019年5月8日)

 新潟県村上市と山形県鶴岡市にまたがる日本国の山開きイベント「小俣宿でいっぷく」が5日、登山口である村上市小俣集落で開かれた。県内外から訪れた登山客や観光客らは、宿場町の風情が残る町並みや地元の人たちとの交流を楽しんだ。

 地元住民らでつくる実行委員会と市観光協会が主催。毎年、日本国の標高の555メートルにちなんで5月5日に開かれており、ことしで38回目を数える。

 小俣集落は江戸時代、出羽三山への巡礼者が往来する出羽街道の宿場町として栄えた。戊辰戦争の影響で多くの家々が焼き払われたが、その跡に再建された古い町並みが今も残っている。

 イベントでは、地元有志による「日本国太鼓」が来訪客を歓迎。住民は玄関に屋号を記した木製表札を掲げ、民家を開放してお茶や漬物を振る舞った。軒先では郷土料理のクルミみそを使った焼きおにぎり「けんさ焼き」や、山麓で採れた山菜も販売され、多くの人たちが買い求めていた。

 新潟市秋葉区の男性(80)は「絶好の登山日和で、山頂からの眺望は素晴らしいの一言。住民のもてなしもありがたかった」と話した。

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