護摩をたいて登山シーズンの安全を祈った護摩堂山の山開き=田上町

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山の安全炎に託す 護摩堂山の山開き 田上

新潟日報(2019年5月8日)

 手軽なハイキングコースとして親しまれる護摩堂山の山開きが、新潟県田上町の護摩堂ふれあい広場で行われた。組み上げた木に火をともす柴燈(さいとう)護摩法要が営まれ、観光関係者らがシーズン中の登山の安全を祈願した。

 護摩堂山は標高約270メートル。40分ほどで登ることができ、山頂からは弥彦山や周辺の田園風景が望める。かつて修験道の修行場だったと伝えられ、山伏が護摩をたいたことが山名の由来とされる。

 山開きは町観光協会が主催する恒例行事で4月29日に行われた。会場には山伏装束の人たちが行列を組んで登場。読経して山の安全などを祈り、護摩に点火。ほら貝や太鼓の勇壮な音と共に炎が立ち上り、詰め掛けた行楽客らがカメラを向けていた。

 家族で山登りに来た柏崎市の小学5年男児(10)は「太鼓の音が迫力があった」とにっこり。男児の父親(40)は「連休のいい思い出になった」と話した。

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