■蟹谷の「ファーム義浦」企画
小矢部市特産の「縄文のさといも」でできた焼酎が完成し、市内のスーパーや酒店で販売している。商品名は、里芋焼酎「かんだ・かんだ」で、準備を進めてきた関係者は「大勢の人に飲んでほしい」とPRする。
いなば里芋生産組合の組合員のつくる「縄文のさといも」は実のしまりが良く、ねっとりとした食感が特徴。小矢部市ならではの産品「小矢部ブランド」に認定されている。
同組合員で市内で最も広い栽培面積を手掛ける「ファーム義浦」(同市八講田)が縄文のさといもの知名度アップなどを目的に企画し、2016年から準備を進めてきた。
福岡県の清酒メーカーが製造し、原料には種芋として使われる親芋を活用。17年の農業祭で来場者に試作品を飲んでもらって感想を聞いたところ、「飲みやすい」などの意見が寄せられた。商品名のアイデアも募り、同ファームは蟹谷地域にあることから「かんだ・かんだ」に決まった。
縄文のさといもを100%使い、黄こうじも市内のコシヒカリを原料とした。びんは青色で、ラベルは茶色の水玉がかわいらしいデザインになっている。義浦英昭代表は「小矢部のお土産にもぴったりです」と話している。
720ミリリットルで価格は2千円(税別)。JAいなば経済センターとAコープおやべ、黒田酒店、上保酒店、高藤酒店で取り扱う。