山車の端材で作った拍子木

山車の端材で作った拍子木

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改元祝い限定拍子木 高岡「やや家」販売 実物大伏木曳山祭グッズ

北日本新聞(2019年5月10日)

 高岡市伏木古国府の「みやげ処(どころ)やや家(や)」は、15日に同市伏木地区で開かれる「伏木曳山(ひきやま)祭」で、山車(やま)の曳き手に合図を送るのに使われる拍子木を、山車を修理する際に出る端材を利用して作った。実物大の拍子木を作ったのは初めてで、9日から販売を始めた。

 「けんか山」として知られる伏木曳山祭では山車同士を激しくぶつける「かっちゃ」が呼び物で、山車を所有する各町が毎年修理している。傷んだ部分を削ったり、他の木材で補ったりするときに端材が出る。

 拍子木は、拍子木隊長らが安全な巡行のため山車の上から曳き手に合図を送る際に使う。やや家はこれまで端材を使って手のひらサイズの拍子木を販売していたが、改元を祝って記念品を作ろうと、店主の江守武治さん(72)と中田豊明さん(同)=自営業、伏木中央町=が実物大の制作を考えた。

 長さ約40センチでケヤキを使っており、美しい木目が特徴となっている。2本一組で1万4千円(税込み)。祭りに7基の山車が勢ぞろいすることにちなんで限定7組を用意した。

 江守さんは「実物大なので本物と同じいい音が出る。実際に鳴らして楽しんでほしい」と話している。問い合わせはやや家、電話0766(44)8088。

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