曳山の舞台で熱演を繰り広げる子供役者=小松市大文字町

曳山の舞台で熱演を繰り広げる子供役者=小松市大文字町

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子供役者、気迫の舞台 小松、お旅まつり開幕

北國新聞(2019年5月11日)

 小松市のお旅まつりは10日、3日間の日程で幕を開け、藩政期から伝承する曳(ひき)山(やま)子供歌舞伎の上演が始まった。小松の日中の最高気温が23・5度まで上がる好天の下、当番町の大文字町、京町の子供役者が情感あふれる芝居を披露し「令和」初の舞台を飾った。
 大文字町は、生き別れた姉妹が父のあだ討ちをもくろむ「碁太平記白石噺(ごたいへいきしろいしばなし) 新(しん)吉原揚屋(よしわらあげや)の場」を上演した。両親の死を悼んで泣き叫ぶ見せ場では、気迫のこもった熱演に大きな拍手が送られた。
 京町は「恋飛脚(こいびきゃく)大和(やまと)往(おう)来(らい) 封印切(ふういんきり)の場(ば)」で、遊女を巡る男性2人の三角関係を表現した。主人公と恋敵の息もつかせぬ掛け合いや、小道具を駆使した演出で観衆を魅了した。
 お旅まつりは本折日吉神社と莵橋(うはし)神社の春季祭礼。子供歌舞伎の上演は最終日の12日まで。11日はメイン行事「曳山曳揃(ひきぞろ)え」が行われる。午前はこまつ曳山交流館みよっさ前に5基、午後は細工町交差点に6基が集結する。

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