長野市松代町松代の真田宝物館は、松代藩主真田家の家臣にまつわる史料を集めた企画展「真田家中」を開いている。真田信之ら藩主だけでなく、真田家を支えた家臣たちにも注目してもらおうと企画した。
真田家に仕えた河原家や矢沢家に伝わる甲冑(かっちゅう)や、初代藩主信之の弟・信繁(幸村)が家臣に宛てた書状など計39点を展示。大坂夏の陣(1615年)に信之の家臣として参戦し、敵の首を取ったり討ち死にしたりした者の武功を書き上げた書物もある。
相模原市から訪れた自営業中村俊雄さん(72)は、歴史好きで幼いころから真田家のファンといい「真田家の活躍は家臣あってこそだと、理解を深めることができた」と見入っていた。
6月23日まで(火曜休館)。入館料一般300円、小中学生120円。