金沢城から東京までの参勤交代ルートをたどる「北國街道を歩く」（北國新聞社主催）の第２回は１１日、金沢市の森本駅―津幡町の道の駅倶利伽羅源平の郷間の約１１・６キロを歩くコースで行われ、約１１０人が大名行列の気分を楽しみながら加賀藩の歴史に触れた。
　県指定史跡「松並木の旧金沢下口往還」では、江戸時代に幕府の政策に従い主な道路の左右に縁起のいい松が植えられたことを学んだ。わずかに残る松並木の風景を眺め、北国街道の面影を感じ取った。
　香辛料の神を祭る波自加弥（はじかみ）神社（金沢市二日市町）では、全ルート踏破を祈り、津幡川に架かるおやど橋で樹齢７００年以上と伝わるタブノキなども訪ねた。
　「北國街道を歩く」は全２１回で、次回は６月１５日に開かれる。問い合わせはほっこく観光＝０７６（２６３）３５６５＝まで。