立山連峰や日本海が一望できる展望台=南砺市土山

立山連峰や日本海が一望できる展望台=南砺市土山

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立山・日本海が一望 福光「まっこう山」展望台完成

北日本新聞(2019年5月12日)

 南砺市福光地域の土山自治会(杉浦良久会長)が、地元で「まっこう山」(標高約280メートル)の名で親しまれてきた山に整備を続けてきた展望台が完成し、11日に開所式が行われた。見晴らしの良い一帯を里山レクリエーション地帯にしようと、2008年から住民が一丸となって活動をスタート。立山連峰や日本海が一望でき、ツツジが咲き誇る美しい拠点をつくり上げた。

 28世帯が暮らす土山集落は石川との県境近くの中山間地に位置し、少子高齢化が進んでいる。まっこう山にもかつては人々がまきや炭を求めて足繁く通ったが、近年は山とのかかわりが薄れ、廃校になった小学校に通じる旧道が残るのみとなっていた。

 山の周辺には、蓮如上人が越中布教の際に最初の拠点にしたとされる土山御坊や、加賀藩藩主が通ったとされる「殿様街道」がある。住民たちは、山を核に都市と農村の交流拠点をつくろうと、炭焼き小屋や遊歩道を整備。前寺正義さん(83)ら地元住民の資材の寄付や市の補助も受け、休憩所の設置や植樹を地道に続け、今月には双眼鏡を設けて完成させた。

 開所式には地元住民や協力者ら約70人が出席し、杉浦会長が「さらに整備活動を継続し、誇りある土山を目指していく」とあいさつ。田中幹夫市長、双眼鏡設置へ地元経済人らに寄付を呼び掛けた武田慎一県議がそれぞれ祝辞を述べた。出席者がそろってテープカットし、展望台からの眺めを楽しんだ。

 活動スタート時に自治会長を務めた青木幸政さんは「"オール土山"で整備した。この日を迎えて感慨深い」と語った。展望台には県道金沢井波線からアクセスできる。

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