稚児装束を着て、33年ぶりに御開帳された本殿に参拝する子どもたち

稚児装束を着て、33年ぶりに御開帳された本殿に参拝する子どもたち

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平で33年ぶり白山宮御開帳

北日本新聞(2019年5月12日)

■県内初発見「白山曼荼羅」も

 南砺市上梨(平)の白山宮で11日、33年に1度の御開帳が始まった。大勢の住民や観光客が足を運び、33年ぶりに姿を見せたご神体の十一面観世音菩薩(ぼさつ)に手を合わせ、県内で初めて見つかった「白山曼荼羅(まんだら)」など宮ゆかりの宝物に見入った。12日まで。

 白山宮は白山を開山したとされる奈良時代の僧、泰澄(たいちょう)大師が人形山(平)山頂に創建したものを、後に現在の場所に移したと伝えられる。本殿は国重要文化財、本殿を保護するかやぶき屋根の「白山宮鞘堂(さやどう)」は国登録有形文化財に指定されている。

 御開帳は33年式年例大祭に合わせて実施。神事が厳かに行われ、利波肇宮司の祝詞奏上に続き、山崎洋越中白山宮奉賛会長、村上忠兵衛上梨区長、山崎威宮別当らが玉串をささげた。

 地元や平地域にゆかりのある子どもたち約90人が稚児装束を着て参拝。本堂横には宝物30点余りを展示する一角が設けられ、白山曼荼羅や地蔵菩薩坐像(ざぞう)、銭塔額など、古くは平安時代からの品々が並べられた。33年に1度しか見られないとあって、大勢の住民や観光客が列を作った。

 平地域の各集落による獅子舞もあり、境内は大勢の人でにぎわった。白山宮鞘堂が国登録有形文化財に指定されたことを祝う祝賀会もあった。

 12日の御開帳は午前10時~午後4時ごろまで。

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