喜多川歌麿や歌川国貞などの江戸の浮世絵美人画が並ぶ展示会=5月11日、福井市の福井県立美術館

喜多川歌麿や歌川国貞などの江戸の浮世絵美人画が並ぶ展示会=5月11日、福井市の福井県立美術館

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喜多川歌麿や鈴木春信の美人画一堂に 福井県立美術館で企画展、6月2日まで

福井新聞(2019年5月12日)

 江戸時代に制作された浮世絵を中心に、美人画の変遷を紹介する企画展「浮世絵美人勢揃(せいぞろい)!美人画の変革~江戸錦絵を中心に~」が5月11日、福井市の福井県立美術館で始まった。庶民の芸術や娯楽であった浮世絵が、当時人気の"女性アイドル"やファッション、スポットを取り上げながら、表現方法が変わっていく様子を楽しめる。6月2日まで。

 同館コレクション/テーマ展「Reborn~第2章 変革と新時代」の2回目。約60点を並べている。

 喜多川歌麿の「難波や おきた」は、寛政三美人とたたえられた"江戸のアイドル"「おきた」を、歌舞伎役者を描く手法「大首絵」を用いて、流行の髪形を描き込んでいる。

 江戸中期に多色刷りの錦絵を完成したとされる鈴木春信の「笠森お仙」は美人と評判の看板娘の何げないしぐさと着物がはだけた様子を描いている。歌川国貞の「今様見立(いまようみたて) 士農工商 職人」は、美人の女性を職人に見立て、架空の錦絵制作工房を表現している。

 前田詩織学芸員は「時代の移り変わりや風俗をとらえて人気絵師の描いた浮世絵は、着物や髪形など流行の発信源にもなった。美しさだけでなくメディアとしての役割も感じてもらえれば」と話している。

 一般・大学生100円。高校生以下、70歳以上無料。18日午後6時からは、美術館の喫茶室ニホで前田学芸員のトークサロン「美人画のお話」がある(聴講無料)。また、6月1日午後1時半からは展示会場でギャラリートークがある。問い合わせは同館=電話0776(25)0452。

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