新潟県阿賀町上川地域の「丸渕観光わらび園」と「中山観光わらび園」が１２日、今季の営業を開始した。開園を待ちわびた多くの山菜ファンが訪れ、われ先にとワラビを摘み取っていた。

　丸渕観光わらび園（七名乙）は、丸渕集落の全１５世帯が管理運営しており、肥料の散布や草刈りなどを集落総出で行っている。好天に恵まれたこの日は、県内外から２７０人が来園した。

　開園の合図と同時に、ワラビがびっしりと生えた斜面をかけ登ると、「今年もたくさん採れそうだ」などと話しながら、袋いっぱいに山の幸を詰め込んでいた。

　友人と初めて訪れた新潟市西区の男性（６９）は「面積も広大で、リュックが埋まるくらいたくさん採れた」と充実した様子だった。

　７月４日までの日、火、木曜日に開園。いずれも午前８時半～１１時まで取り放題。大人２千円、中学生千円、小学生以下無料。問い合わせは丸渕観光わらび園、０２５４（９５）２７６６。

　また、東山の中山観光わらび園では７月７日までの日、水曜の午前８時半～１１時、取り放題を行っている。大人２千円。問い合わせは中山わらび山生産組合の清野さん（午後６時以降）、０２５４（９５）３０１８。