東海道五十三次など月にまつわる資料が並ぶ展示=5月9日、福井県福井市の県文書館

東海道五十三次など月にまつわる資料が並ぶ展示=5月9日、福井県福井市の県文書館

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月にまつわる暦や絵画展示 福井県文書館

福井新聞(2019年5月15日)

 月にまつわる資料を集めた展示「月をながめた人びと」が福井県福井市の県文書館で開かれている。暦や絵画、日記などが来場者の目を引いている。6月26日まで。
 
 今年は人類初の月面着陸からちょうど50年。6月に「宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)福井大会」も開かれることから、同館が企画した。

 「明治六年太陽暦」は、太陰暦から太陽暦に改暦して最初の暦。月食の予測などが記載されている。明治5年(1872年)12月3日が新しい暦では明治6年1月1日となったため、国内が大混乱したという。

 歌川広重の「東海道五十三次」の版のうち「狂歌入東海道」と呼ばれる一連の作品の中にある月が描かれた絵も展示。皆既月食が見えたことを記した松平春嶽の側近の日記もある。最近のものでは、国産ロケット用にセーレン(福井市)が開発した高性能防音ブランケットを展示した。

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