花を咲かせた上皇后美智子さまにゆかりがあるツツジ=5月13日、福井県勝山市鹿谷町保田

花を咲かせた上皇后美智子さまにゆかりがあるツツジ=5月13日、福井県勝山市鹿谷町保田

福井県 勝山・大野 花・紅葉

上皇后美智子さまゆかり、純白のツツジ美しく 福井・勝山

福井新聞(2019年5月16日)

 福井県勝山市鹿谷町保田のしょうゆ醸造元、吾田醸造場で上皇后美智子さまにゆかりがあるツツジが今年も花を咲かせた。平成から令和に時代が移り変わる中、純白の花びらが退位に花を添えている。

 5代目の吾田昌郷さん(55)と父(81)によると、美智子さまの実家、正田家の本家筋が老舗しょうゆメーカー正田醤油(群馬県館林市)を営んでいる縁で当時の皇太子さま、美智子さまのご成婚(1959年)を記念し、ツツジの苗木が贈られたという。正田醤油の担当者も「各都道府県の醤油協同組合を通じて配布したのは間違いない。その一つだと思う」としている。

 吾田さん一家は、しょうゆ醸造場兼自宅の庭でツツジを約60年間管理しており、今年は5月6日ごろから開花し始めた。昨年に比べると、花の数こそ少ないというが、純白の花が庭を華やかにしている。

 吾田さんは「ツツジを見るたびに気品あふれる美智子さまのお姿が重なって見える。特別な花なので令和の時代も大切にしていきたい」と話していた。

えきねっと びゅう国内ツアー

勝山・大野 ニュース