大あんどんが並んだ昨年の庄川観光祭。今年は道の反対側に中小のあんどんも並び「夜高の大谷」をつくる=2018年6月、砺波市庄川町青島

大あんどんが並んだ昨年の庄川観光祭。今年は道の反対側に中小のあんどんも並び「夜高の大谷」をつくる=2018年6月、砺波市庄川町青島

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絢爛24基で「夜高の大谷」 6月1日、庄川観光祭

北日本新聞(2019年5月19日)

 6月1、2日に行われる砺波市の庄川観光祭で1日夜、夜高あんどん24基が2列に勢ぞろいする初の催し「夜高の大谷」が行われる。庄川町夜高保存会(石森孝幸会長)が企画した。極彩色の夜高がつくる輝く歩廊のような景色は新たな見どころとなりそうだ。

 「夜高の大谷」は6月1日午後8時から同8時45分まで砺波市庄川町青島の市庄川生涯学習センター前の道路で行う。長さ120メートル、幅10メートルの区間で大あんどん9基、小中あんどん15基が道の両側に並び、絢爛(けんらん)な姿を披露する。

 高さ3~5メートルのあんどんが並ぶ間を、田楽あんどんを掲げた児童や保護者ら約200人が行進する。観客はエリアの外から観賞できる。

 「夜高の大谷」と名付けたのは、立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」や、となみチューリップフェアの「花の大谷」にちなんだ。

 これまでは、大あんどん9基が、出来栄えを競うコンクールの審査や、ぶつけ合う「合わせ」の前に勢ぞろいしていた。今回、令和の新しい時代となったことや、小中あんどんを引く子どもたちに、大あんどんとの共演を励みにしてもらい、祭りの担い手を育てようと企画した。石森保存会長(56)は「夜高の図柄や色使いをじっくり見てもらえればうれしい」と話している。

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