横浜から修学旅行で訪れ、本丸跡からの眺望を楽しむ児童=七尾市古城町

横浜から修学旅行で訪れ、本丸跡からの眺望を楽しむ児童=七尾市古城町

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国史跡七尾城跡 横浜の児童が修学旅行

北國新聞(2019年5月19日)

 横浜市の慶應義塾横浜初等部は18日、修学旅行で七尾市内を訪れ、国史跡「七尾城跡」でハイキングを楽しんだ。観光ボランティアによると、県外の学校が同所へ足を運ぶのは珍しい。県内では県や各市町が経済波及効果や地域のPRを狙って修学旅行の誘致を加速させており、地元関係者は「七尾を旅先に選ぶ動きが広がってくれれば」と誘致の呼び水になることを期待している。
 市教委などが誘致した。訪れたのは5年生約110人で、県道城山線が昨夏の大雨で崩落したため、歩いて本丸跡へ足を運んだ。
 一行は観光ボランティアガイド「はろうななお」のメンバーの案内で、七尾城史資料館から本丸跡まで片道2・4キロの山道を進んだ。古賀由(ゆう)絋(ひ)さん(10)は「疲れたけれどいい眺めだった」と笑顔を見せた。
 七尾城跡は高く積まれた石垣や本丸跡からの眺めの良さが売りだが、修学旅行生が訪れるケースは少ない。市教委などは能登畠山氏が築いた雄大な山城を観光資源として発信・活用したい考えで、今後も首都圏などの学校に訪問を働き掛ける方針だ。
 慶應義塾横浜初等部の児童は13日にのと里山空港から能登入りし、能登島で魚さばきを体験したり、能登町の農家民宿に滞在したりした。18日は最終日で、七尾城跡でのハイキングを終えた後、新高岡駅から北陸新幹線で帰路に就いた。

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