例大祭で「浦安の舞」を奉納する女児=5月19日、福井県坂井市三国町山王6丁目の三國神社

例大祭で「浦安の舞」を奉納する女児=5月19日、福井県坂井市三国町山王6丁目の三國神社

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三国祭開幕、優雅な舞 福井・坂井、20日山車巡行

福井新聞(2019年5月20日)

 北陸三大祭りの一つで福井県指定無形民俗文化財「三国祭」が5月19日、開幕し、坂井市三国町山王6丁目の三國神社で例大祭が営まれた。厳かな雰囲気の中、地元の女児4人が「浦安の舞」を奉納した。20日の中日には勇壮な山車6基が港町の風情漂う旧市街地を巡行し、初夏の三国を熱く盛り上げる。

 拝殿で行われた神事には地元関係者ら約50人が参列。祝詞奏上などの後、嶋晶さん(11)ら4人が巫女(みこ)姿で優雅に舞を披露した。

 今年は森町区の「楠木正行」、玉井区の「浅井長政」、三国祭保存振興会の「源頼光 決戦大江山」、喜宝区の「鏡獅子」、上横・竪区の「前田慶次」、上台区の「連獅子」の6基の山車が巡行する。各山車は午前中にそれぞれの山車蔵を出て、正午ごろまでに三國神社前に次々と集結。囃子方(はやしかた)の共演などの後、午後1時ごろから順次出発する。舟みこし、大みこしなども巡行する。

 また、20日は三國湊町家館で「竹世志会」、アーバンデザインセンター坂井で「三国祭囃子初香会」がそれぞれお囃子を披露。旧市街地の商店や民家42軒では祭り期間中、家宝などを一般公開する「我が家のお宝展」が開かれる。

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