指導を受けながら練習する若狭高演劇部員ら=5月19日、福井県小浜市田烏

指導を受けながら練習する若狭高演劇部員ら=5月19日、福井県小浜市田烏

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海のステージ 若い力が結集 福井・小浜で24日開幕

福井新聞(2019年5月22日)

 福井県小浜市田烏(たがらす)で5月24日から10日間にわたり多彩な催し、公演が行われる「内外海田烏 海のステージ」は、地元中高生たちも主役となり、県外からやってくる実力派アーティストに交じって盛り上げる。若狭高の書道部やかるた部、軽音楽部、茶華道部、演劇部、小浜中の吹奏楽部員たちは本番を控え、気持ちを高めている。

 若狭高演劇部は、東京のプロ劇団「風煉ダンス」が24、25日午後7時から公演する舞台に出演する。八百比丘尼(はっぴゃくびくに)伝説を題材にした創作劇「魚人喜譚(さかなびときたん)」で、小浜市内を中心に活動する「劇団久須夜(くすや)」の地元メンバーらとともに、演劇部員4人と生徒有志6人が魚の頭の女優「へし子」を迎える海の精霊役などを演じる。

 19日には棚田に設置された野外ステージで初の合同練習が行われた。「ちょうちんはクラゲが浮かんでいるように揺らして」などと劇団員から指導を受け、隊列を組んで歩いたり、音楽に合わせて踊ったりし、具体的な流れやタイミングなどを確認した。演劇部部長(3年)は「地元の伝説を題材にしてくれてうれしい。こんなに景色がきれいなこの場所をもっと多くの人に知ってもらえたら」と意気込んでいた。

 かるた部は25、26日と6月1、2日、田烏海水浴場などで「ビーチかるた大会」を開催。茶華道部は25日、法楽寺で茶会を計6回開く。旧田烏小玄関前では25日に軽音楽部、1日に同部と吹奏楽部が公演。書道部は1日午後5時半のテーマソング発表ライブで、パフォーマンスする。

 詳しい日時は会員制交流サイト「フェイスブック」の海のステージのページで掲載している。

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