19日に烏帽子岳に向かう登山道を整備した中央アルプス南部岳人ネットワークの松川町の有志ら

19日に烏帽子岳に向かう登山道を整備した中央アルプス南部岳人ネットワークの松川町の有志ら

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー

中ア念丈岳~越百山の登山道 松川町と飯島の有志ら整備

信濃毎日新聞(2019年5月22日)

 松川町と飯島町の登山愛好者らでつくる「中央アルプス南部岳人ネットワーク」が2017年から続けてきた中央アルプス念丈岳(2291メートル)から越百(こすも)山(2614メートル)にかけての登山道が今年7月に完成し、初の夏山シーズンを迎える。登山道のルートは、百名山として知られる空木(うつぎ)岳(2864メートル)に続いていく尾根上で、中ア最南の縦走路の一部。19日は同ネットの有志14人が松川町の登山口側から道を整備し、登山客を安全に迎える準備に汗を流した。

 念丈岳―越百山間は、4キロ程度。同ネットは7月中旬に仕上げ作業として、尾根での草刈り作業や念丈岳、奥念丈岳の頂上に標識の設置を行う。昨年まで2年がかりで登山道を整備しており、既にある程度通れるようになっていた。空木岳より南側の縦走路が整備されることは、登山者の避難路の選択肢も増え、安全登山につながると期待されている。

 同ネットは、松川町の鳩打峠登山口から中ア烏帽子岳(2195メートル)に登る催しを開いてきた「町ふるさと山の会」(福沢勝好会長)が飯島町の登山愛好者に呼び掛け、17年夏に発足した。今後も登山道の維持や安全登山を呼び掛ける活動を進め、地元の山岳観光ルートとして発信を図る。ネット事務局の北原正尚さん(63)=松川町=は「リニア中央新幹線開通により、県駅を起点にアルプスへの入山を考える人が増えるかもしれない。安全に楽しんでもらえるよう今後も活動したい」と話している。

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