缶の中にサバを入れる生徒たち

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滑川産特製サバ缶考案 滑川高生、龍宮まつりで販売

北日本新聞(2019年5月23日)

 滑川高校(滑川市加島町)の海洋科は市と協力し、滑川漁港で水揚げされたサバと、滑川沖の海洋深層水から作った天日塩を利用したサバ水煮缶を考案した。生徒たちが22日に同校でサバを缶に詰めた。最近、人気が高いサバ缶を地元食材だけで仕上げることで、地域貢献につなげる。

 滑川高校海洋科は前身の海洋高時代から、みそ煮や大和煮、洋風といったさまざまなサバ缶作りに取り組んできた。「オール滑川産」の材料で製造するのは初めて。

 滑川市から、深層水を太陽熱で蒸発させて作った「健好の塩」を提供してもらった。今春滑川沖で捕れたサバを、市の急速冷凍機で高い鮮度のまま保存していた。

 2年生11人がサバをぶつ切りにして塩水に漬け、専用機で缶詰にした。1個約150グラムで、約150個つくった。後日、生徒らがオリジナルのラベルを貼って完成させる。

 同校は、7月に滑川市で開かれる「ふるさと龍宮まつり」で売ったり、ふるさと納税の返礼品として活用してもらったりすることを考えている。稗畠琉奈さん(16)は「塩は粒が大きくて味もおいしかったので、サバ缶もきっとおいしくなるはず。多くの人に滑川のサバ缶を楽しんでほしい」と話していた。

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