中島さん(手前右)の解説に耳を傾けながら鑑賞する来場者=県水墨美術館

中島さん(手前右)の解説に耳を傾けながら鑑賞する来場者=県水墨美術館

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「中島千波の世界」展開幕 県水墨美術館

北日本新聞(2019年5月24日)

 日本画家、中島千波さん(73)の代表作をそろえた企画展「美を謳(うた)う 中島千波の世界」が23日、県水墨美術館で始まった。人間の内面をテーマにした人物画や、代名詞と言える桜を題材にした大作を紹介する。7月7日まで。県水墨美術館と富山テレビ放送でつくる実行委員会、県主催、北日本新聞社共催。

 中島さんは東京芸術大名誉教授。桜の古木を描いたシリーズで人気を集める。企画展では桜や山、人物、静物を題材にした作品72点を展示。半世紀にわたり、日本画の革新に挑み続けてきたことを伝える。

 初日は中島さんが来場し、午前と午後の2回、自作を解説した。シュールレアリスム(超現実主義)の影響が見られる初期作「窓」や、人間の煩悩を表現した四曲一双屏風(びょうぶ)の大作、水墨美術館のシダレザクラをモチーフにした最新作などを説明。「解釈が易しい作品から難しいものまで手掛けてきた。最近は、さらりと描きながらも、すごいと思わせることの大切さと難しさを感じている」と語った。

 開会式もあり、石井隆一知事や中西修富山テレビ放送社長、蒲地北日本新聞社取締役営業本部長らがテープカットした。会期は6月16日までを前期とし、作品の一部を入れ替えて同18日から後期がスタートする。

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