日本伝統工芸富山展が開幕し、作品に見入る来場者=高岡市美術館

日本伝統工芸富山展が開幕し、作品に見入る来場者=高岡市美術館

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高岡で日本伝統工芸富山展開幕 感性光る168点

北日本新聞(2019年5月25日)

 第58回日本伝統工芸富山展は24日、高岡市美術館で開幕した。金工、漆芸、木竹工、陶芸、染織、人形、諸工芸の7部門で、時代を超えて磨き上げられてきた技術と、作り手の感性が光る168点が並んでいる。6月9日まで。

 最高賞の日本工芸会賞を昨年に続き受賞した中村孝富さん(金工、高岡)の「吹分鋳銅花器(ふきわけちゅうどうかき)」をはじめ、日本工芸会富山支部会員や一般の入賞、入選作を展示。小森邦衞さん(漆芸、石川)や大澤光民さん(金工、高岡)ら重要無形文化財保持者(人間国宝)を含む県内外の著名作家らも出品し、「用の美」を追究した作品がそろう。

 会場には初日から大勢の美術ファンが訪れた。南砺市城端、呉服店経営、清部一夫さん(56)は「作家が精魂を込めて制作したのが伝わってくる」と熱心に鑑賞していた。

 開会式で、日本工芸会富山支部長の永原功北陸電力相談役、高橋正樹高岡市長、忠田北日本新聞社長があいさつ。須河弘美県生活環境文化部長、狩野安郎高岡市議会議長が祝辞を述べた。審査員を代表し、日本工芸会理事を務める小森邦衞さんが「令和元年という記念すべき年に審査に立ち会え、受賞者の皆さんと共に喜べるのは幸せなこと」と述べ、村上隆高岡市美術館長が加わりテープカットした。この日は審査員で、東京国立近代美術館の唐澤昌宏工芸課長による講演会も開かれた。

 開場は午前9時半~午後5時。入場料は一般800円、シニア640円、大学生500円、高校生以下無料。月曜休館。25、26日と6月1、2、8、9日は富山支部会員による作品解説を午後2~3時に行う。高岡市美術館、日本工芸会富山支部、同会、北日本新聞社主催。


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