青空の下、涼風を感じながら白馬大雪渓でトレッキングを楽しむ人たち

青空の下、涼風を感じながら白馬大雪渓でトレッキングを楽しむ人たち

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白馬連峰で開山祭 大雪渓へトレッキング

信濃毎日新聞(2019年5月26日)

 北アルプス白馬連峰の開山祭「第53回貞逸祭」は25日、北安曇郡白馬村の猿倉登山口で開いた。白馬岳に山小屋を建てた松沢貞逸(1889〜1926年)をしのんで毎年催しており、今年は松沢が初代組合長を務めた、登山ガイドでつくる白馬山案内人組合の発足100周年。雲一つない晴天に恵まれ、県内外の約530人が白馬大雪渓までのトレッキングや、100周年記念スキーツアーに参加し、新緑と涼風を満喫した。

 登山者の安全を祈る式典の後、トレッキングの参加者は組合ガイドと出発。残雪を踏みしめながら、1時間半ほどで大雪渓に着いた。心地よい涼風が吹き抜ける中、友人と参加した栃木県小山市の蓬田(よもぎだ)秀幸さん(48)は「暑さの中でも雪があると涼しくて気持ちよい。次は夏に訪れたい」と話していた。

 組合は今年、100年を振り返る催しや記念式典を計画している。現組合長の松本正信さん(71)は「先人が築いた歴史を引き継ぎながら、安全で楽しいガイドを追求していきたい」と話した。

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