小矢部市獅子舞大共演会は26日、市商工会館前であり、市内と金沢市の7団体が地域で受け継ぐ自慢の演舞で来場者を楽しませた。
小矢部市獅子舞連合会(藤本雅明会長)が開き、24回目を迎えた。市内から観音町獅子方若連中、松尾獅子舞保存会、小矢部獅子方若連中、島分獅子方若連中、吉田町獅子方若連中が出演。特別招待獅子として石動西部こども園(同市)と、御所町獅子舞保存会(金沢市)を招いた。
各団体は笛や太鼓の演奏に合わせて、特色あふれる獅子舞を次々に披露。獅子頭は躍動感あふれ、剣や傘などを持った子どもたちは息の合った踊りを繰り広げた。ひょっとこやおかめが登場する団体もあり、愛嬌(あいきょう)あふれるしぐさで観客の笑いを誘っていた。
石動西部こども園の園児は2月からの練習の成果を十分に発揮。小さな獅子頭を操るかわいらしい姿に、保護者らは目を細めていた。
孫と訪れた高岡市北蔵新の島幸治さん(70)は「昔ながらの伝統を引き継いでおり、見るたびに地域の絆を感じます」としみじみ語った。街を巡るスタンプラリーなどもあった。