奥胎内にそびえる国内最大級のブナの異形樹。迫力だけでなく、登山道から手近にあるのも魅力だ=胎内市

奥胎内にそびえる国内最大級のブナの異形樹。迫力だけでなく、登山道から手近にあるのも魅力だ=胎内市

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希少樹木 奥胎内、異形樹は誘う 6月15、16日催し

新潟日報(2019年5月27日)

 奥胎内にある国内最大級の「異形樹」をご存じですか-。新潟県胎内市は、これまで知る人ぞ知る存在だったブナの巨樹に関する学習会と見学会を6月15、16の両日に開く。15日は専門家が異形樹が形成された歴史をひもとき、16日は地元山岳会の案内でブナ林を探訪する。

 同市下荒沢などを含む胎内二王子県立自然公園内には、一つの根から複数の幹が生えているブナの異形樹が点在している。特に巨大なものは、樹齢約300年とみられる2本。約20年前に登山者により発見されたが、長く一般には知られていなかった。

 市の担当者は、この2本のブナについて、「高さ約20メートルで、幹回りが10メートルを超える迫力は圧巻。これほどの巨樹が、登山道の入り口から歩いて約15分で見ることができるのは全国的にも珍しい」と話す。

 学習会は15日、市産業文化会館で開く。時間は午後1時30分~3時。専門家がブナの魅力や、周辺に生息するヤマビルの対策について解説する。参加費無料。見学会は16日の午前10時~午後2時。参加費千円。

 申し込み、問い合わせは市商工観光課、0254(43)6111。

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