にいがた庭園街道

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ガーデンツーリズム制度第1弾 にいがた庭園街道登録

新潟日報(2019年5月29日)

 国土交通省は5月28日、地域の庭園や植物園が連携して観光振興を図る「ガーデンツーリズム」制度の登録第1弾として、新潟県の「にいがた庭園街道」を含む6地域の計画を選んだと発表した。ホームページやイベントでPRするほか、有識者を紹介して各地の取り組みを支援する。

 ガーデンツーリズムは地域活性化の手法として欧米で普及している。同省は地元自治体や団体が応募した計画を審査して決定した。

 「にいがた庭園街道」は県内の住民有志や観光関係者らでつくる任意団体「にいがた庭園街道ネットワーク」(事務局・村上市)が提案している広域観光ルート。村上市や新潟市を通る約150キロの道沿いに清水園(新発田市)や北方文化博物館(新潟市江南区)といった新潟県を代表する日本庭園や伝統建築が点在していることから、パンフレット作製や庭園を巡るツアーを実施してきた。

 登録された計画は、国の「名勝」に指定されたり、案内員が常駐したりする13の庭園・建築物で構成する。同団体はこのほか、街道周辺の町屋や寺院など15の庭園・建築物の魅力発信も進めている。代表を務める村上市の吉川真嗣さん(55)は「街道には温泉地や里山の原風景も広がる。国の制度を追い風に新潟の観光を盛り上げたい」と話した。

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