諏訪地方観光連盟は28日、本年度の総会を諏訪市内で開き、2018年に諏訪、茅野両市に宿泊した外国人旅行者が17年より846人多い5万985人だったと報告した。15年以降、減少が続いていた両市への外国人宿泊者が3年ぶりに増加に転じた。同連盟は個人客が増加したとみている。
連盟のインバウンド戦略部会によると台湾、中国、韓国など東アジアからの旅行者が多かった。
両市の外国人宿泊者は東日本大震災が発生した11年に7929人に低迷。以降は増加し、15年は7万5696人まで回復したが、16、17年と2年連続で減少。全国的に外国人旅行者が増加する中での減少で、個人客の誘客促進が課題となっていた。
この日の会合では、個人客にPRするため、既に設けている外国人向けのホームページや会員制交流サイト(SNS)を通じた情報発信の強化を図ることを確認した。