軽妙な語り口で会場を沸かせる三遊亭美るくさん(左)=山町ヴァレー

軽妙な語り口で会場を沸かせる三遊亭美るくさん(左)=山町ヴァレー

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寄席の雰囲気味わって 「たかおか落語祭り」始まる

北日本新聞(2019年6月1日)

 高岡市内の町家や店舗を舞台にした落語イベント「たかおか落語祭り2019」が31日、同市小馬出町の山町ヴァレーで開幕した。初日は落語家の三遊亭美(み)るくさんと金原亭馬久さんが軽妙な語り口で会場を沸かせた。祭りは2日まで。

 高岡で古典的な寄席の雰囲気を味わってもらおうと、県西部の落語愛好家でつくる「たかおか落語ふぁんくらぶ」(塚田高史会長)が主催し、4回目。今回は市内6会場で寄席を開き、7人が出演する。

 この日は美るくさんが、幽霊の出る屋敷の話を隠居から聞き、仲間と共に屋敷を訪れた男と幽霊とのやりとりを演じた「お菊の皿」などを披露。馬久さんは出来の悪い息子に父親が頭を痛める「近日息子」で笑いを誘った。

 1日は吉竹亭(戸出町3丁目)、高陵金寿堂(金屋町)、丸谷亭(吉久2丁目)、大仏茶屋(定塚町)の4会場で公演。2日は伏木神社で2部公演を開き、美るくさんや桂宮治さんらの落語のほか、砺波市出身で歌謡漫談グループ「東京ボーイズ」メンバーの仲八郎さんによる漫談やジャグラーのストレート松浦さんによる曲芸などが繰り広げられる。

 チケットは会場などで販売している。問い合わせは塚田会長、電話080(6358)1192。北日本新聞社後援。

 1日の吉竹亭では、宮元悦子さんが講師を務める北日本新聞カルチャー教室「やさしい絵手紙教室」の作品展も開かれる。作品展は2日まで。


■稽古の成果見て
 「たかおか落語ふぁんくらぶ」の塚田高史会長と落語家の三遊亭美るくさんは31日、北日本新聞西部本社を訪れ、同日から高岡市内で始まった「たかおか落語祭り2019」をPRした。

 塚田会長は「初めての方にもリピーターにも楽しんでもらえる内容になった」、美るくさんは「祭りのためにたくさん稽古してきたので、ぜひ来てほしい」と話した。

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