日枝神社(富山市山王町)の山王まつりに合わせた「氏子みこし巡行祭」(同神社氏子崇敬会、北日本新聞社主催)が1日、同市中心部で行われ、法被姿の氏子らが「わっしょい」と威勢のよい掛け声を上げ、通りを練り歩いた。
総曲輪3丁目と中央通り、千石町、西町の住民ら約200人が参加。4基のみこしが平和通りを出発し、千石町通り、大手町、総曲輪通り、中央通りなどを通って日枝神社に向かった。力強くみこしを担ぐ姿に、大勢の人が足を止めて見入っていた。
巡行には氏子のほか、町にゆかりのある人や学生も参加した。総曲輪3丁目青年会の杉谷泰孝会長(43)は「大学生ら若い力が加わり活気づいた。まちなか活性化のために一致団結した」と話した。
千石町は外国人参加者の姿が目立った。オーストラリア出身のリチャード・グッドレットさん(25)は来日1年目で初めて参加。「日本文化が好きなので祭りに参加できてうれしい」と笑顔を見せた。