上田電鉄(上田市)は1日、1993年まで別所線を走っていた5200系車両の撮影会を上田市の下之郷駅で開いた。日本初のステンレス製車両で、鉄道ファンの間では「湯たんぽ」の愛称で親しまれており、県内外から熱心なファンが駆け付けた。
別所線では7200系が導入されるまで走り、現在は下之郷駅の車庫で保存されている。鉄道写真を撮ることが好きな「撮り鉄」を自負する同市小泉の会社員男性(46)は小学生の息子2人と参加。「(形が)丸っこくて愛嬌(あいきょう)がある。子どもたちにも好きになってほしい」と撮影に熱中していた。上田電鉄運輸課長の矢沢勉さん(54)は「これからも地域の人に愛され続けてほしい」と話した。