福井県鯖江市の「吹奏楽フェスティバル in SABAE」(福井新聞社後援)は6月1日、市総合体育館で始まった。地元の小中高生や同市出身のプロアーティストら総勢約500人が出演。多彩なパフォーマンスで祭りの雰囲気を盛り上げた。
市が展開する「SDGs(持続可能な開発目標)ウイーク」(1~9日)とも連動し、音楽ステージやワークショップなどがあった。
同館内で開催された「吹奏楽ライヴ!」は、草の実保育園(鯖江市)園児の元気いっぱいの踊りで幕開け。市内3中学校の合同吹奏楽部は、SDGsの一つ「ジェンダー平等の実現」を訴えるそろいのTシャツ姿で出演。鯖江中出身のマリンバ奏者堀純香さんとコラボし、「風になりたい」など軽快な音色を響かせた。
体育館前広場には飲食や楽器体験コーナーが設けられ、親子連れらでにぎわった。協賛企業などによるSDGsの取り組みを紹介するパネル展示もあり、来場者は持続可能なまちづくりへ理解を深めていた。
同フェス最終日の9日は午後2時から、吹奏楽の名門として知られる淀川工科高(大阪府)の「吹奏楽スペシャルコンサート」が、市文化センター開かれる。入場料は前売り2千円、当日2300円。チケットは同センターなどで販売している。
問い合わせは鯖江市役所内のめがねのまちさばえ感謝祭実行委員会=電話0778(53)2263。