魯山人の器の魅力を紹介する企画展=6月1日、福井県の福井市美術館

魯山人の器の魅力を紹介する企画展=6月1日、福井県の福井市美術館

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北大路魯山人の作品100点 福井で企画展、器や書

福井新聞(2019年6月2日)

 書、篆刻(てんこく)、絵画など、あらゆる分野で才能を発揮した北大路魯山人の陶芸家としての魅力を紹介する企画展(福井市美術館、福井新聞社でつくる同展実行委員会主催)が6月1日、同美術館で開幕した。自らの料理を芸術の域に高めるために、希代のアーティストが40代でたどり着いた作陶。その魅力を間近に楽しめる。

 没後60年を記念し、近年米国から里帰りした「カワシマ・コレクション」の器を中心に、書や篆刻、絵画など笠間日動美術館(茨城県笠間市)が所蔵する約100点を並べた。

 骨董店を営むほどの目利きだった魯山人の器は、織部、志野、備前、九谷などの国内はもとより、中国、韓国の古陶磁のエッセンスを、現代的な感覚で昇華したもの。直径37・5センチの色絵磁器「九谷風鉢」は、古九谷の様式美を踏襲しながら、艶やかな五彩を縞状に施した大胆な構図が注目を集めていた。

 7月7日まで。観覧料は一般1100円、高校・大学生800円、小中学生500円。9日午後1時半からは、世田谷美術館分館長の清水眞砂さんの記念講演がある(観覧券が必要)。問い合わせは福井市美術館=電話0776(33)2990。

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