北日本となみ野茶会の20周年を祝い、大樋さん(中央)が席主を務めた記念茶会=北日本新聞砺波支社

北日本となみ野茶会の20周年を祝い、大樋さん(中央)が席主を務めた記念茶会=北日本新聞砺波支社

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名品で20周年のもてなし 北日本となみ野茶会

北日本新聞(2019年6月3日)

■大樋長左衛門さん席主

 北日本となみ野茶会20周年記念茶会は2日、北日本新聞砺波支社で行われ、大樋焼の陶芸家、十一代大樋長左衛門さん(金沢市)が席主を務め、大樋家に伝わる数々の名品でもてなした。来客が令和の始まりと重なる節目の茶会の趣を堪能した。

 本席は、床に裏千家十三代家元・円能斎筆「神光照天地」の軸を掛け、竹の花入れにシチダンカとミヤマレンゲを生けた。菓子は石川県出身の著名パティシエ、辻口博啓さんと考案したゼリー風の「新古今車厘(ジェリ)」を用意した。

 九代大樋長左衛門の還暦時の作品で、十代と十一代が箱に極め書きし、裏千家の玄室大宗匠が「めでたきめでたき」と銘じた黒釉金彩の茶碗も披露した。

 大樋さんは日展特別会員、日本現代工芸美術家協会常務理事で、裏千家の茶名「宗炎」を持つ。1席目で「令和となり、茶道具をぎりぎりまで考えた。一緒に楽しんでください」とあいさつした。

 香煎席では、お香を楽しむ聞香も行うなど随所に趣向を凝らした。

 水屋は本席が澤田宗基社中、香煎席は今井宗秀社中が担当した。忠田北日本新聞社長らが出席した。

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