■今夏「農園ビアガーデン」開設　規格外活用 食品ロス削減に一役

　入善町のうるおい館１階にあるカフェ居酒屋「ＴＲＥＥ（ツリー）」は期間限定で、地元野菜を使った料理を提供する「夏の農園ビアガーデン」を今夏初めて開く。インスタ映えする屋外のスペースを開放し、夕涼みしながら喉を潤すことができる。規格外の野菜を活用することで地産地消や食品ロス削減にも一役買う。"ヘルシー＆エコなビアガーデン"を掲げる。

　オーナーで町商工会青年部に所属する米原庸介さん（３４）が、店オープン５年目の節目に地元の若手農家やＪＡみな穂青壮年部らと連携して企画した。入善産のおいしい野菜を多くの人に味わってもらうことで、町の魅力発信や活性化につなげる。

　キュウリやトマト、オクラといった夏野菜に、ニンニクやアンチョビー入りのソースをつけて食べる「バーニャカウダ」を中心に提供。野菜は廃棄されることが多かった規格外のものを活用する。唐揚げや枝豆といった定番メニューも用意する。米原さんは「『入善で面白いことをやっている』というのを多くの人に知ってもらいたい」と話す。

　２１日にプレオープンイベントを行い、７月１２日から８月末までの毎週金曜限定（一部土曜も開催）で開く。生ビールやハイボールといったドリンク、野菜などのフードは飲み食べ放題。期間中、店内で野菜の即売も予定している。料金は男性４３００円、女性３８００円。６月１８日から店頭で扱う前売り券は男女とも３００円安。予約がお勧め。予約、問い合わせはＴＲＥＥ、電話０７６５（７４）１０６８。