立ち位置やせりふを確認する田代良徳(左から5人目)とインド人スタッフら=内山邸

立ち位置やせりふを確認する田代良徳(左から5人目)とインド人スタッフら=内山邸

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インド映画 県内でロケ 相撲題材にコメディー

北日本新聞(2019年6月4日)

 インドのコメディー映画「SUMO 相撲」が3日、富山市宮尾の県民会館分館内山邸でクランクインした。インド人青年と日本人力士の友情がテーマ。主演で人気コメディアンのツンダラム・シワクラムは、「相撲はアクティブでポジティブなスポーツ。日本とインドの友好の懸け橋になりたい」と意気込んだ。

 インドの海岸に漂着した日本人力士が、地元の青年の助けを得て、再び土俵に上がり、活躍する姿を描いたストーリー。相撲好きのツンダラムが企画した。日本でのロケ地を探したところ、自然風景の美しさや、映画撮影に対する支援体制などが決め手となり、富山を選んだ。

 この日は、ホシミン監督らインド人スタッフとキャストが内山邸を訪れ、力士が親方から指導を受けるシーンを撮影した。力士役を務めるのは、元幕下「東桜山(とうおうやま)」の田代良徳。インドのテレビCMや相撲イベントに出演するなど、現地ではよく知られた存在だという。田代は「朝乃山が優勝したタイミングで、富山で撮影ができ縁を感じる」と語った。県内で映画を撮影してきた市川徹が相撲部屋の親方を演じている。

 一行は11日まで県内に滞在し、富山きときと空港や海王丸パーク、グリーンパークだいもん相撲場などで撮影する。年末にインドで公開する予定。日本国内での上映は未定だという。

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