稽古を前に全体で調子合わせを行う参加者=越中八尾観光会館

稽古を前に全体で調子合わせを行う参加者=越中八尾観光会館

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地方衆 高み目指し稽古 八尾 風の盆へ温習会始まる

北日本新聞(2019年6月4日)

 9月1~3日に富山市八尾地域中心部で開かれる「おわら風の盆」に向け、伝統を受け継ぐ各町の地方(じかた)衆や踊り手が合同で練習する定例温習会が3日、同市八尾町上新町の越中八尾観光会館で始まった。初日は若手からベテランまで約60人の地方衆が高みを目指して稽古に励んだ。

 11町の演じ手の技術向上や交流を目的に、県民謡越中八尾おわら保存会(金厚有豊会長)が毎年6月に実施。舘谷明彦演技指導部総括部長が技と心を伝承する大切さを強調した上で「緊張感のある稽古で何かを得て、自分の糧にしてほしい」とあいさつした。

 全体で調子合わせを行った後、4グループに分かれて稽古を開始。唄(うた)と囃子(はやし)、三味線、胡弓(こきゅう)を各グループに配し、演技指導部メンバーが発声法や拍子の取り方、歌詞の意味を踏まえた表現、楽器の手入れや調整などを助言した。

 地方衆の稽古は5日まで。6、7の両日は踊り手、8日は地方衆と踊り手による総合練習が予定されている。

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