マツの枝で羽を休めるアオバズク=兼六園

マツの枝で羽を休めるアオバズク=兼六園

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アオバズク人気 兼六園の瓢池付近に飛来

北國新聞(2019年6月4日)

 兼六園の瓢池(ひさごいけ)付近で3日までに、フクロウの仲間「アオバズク」1羽の飛来が確認された。数年前からこの時期に姿を見せており、お決まりの「休憩所」となった、池沿いのマツの前には愛らしい姿を一目見ようと、地元住民や観光客が集まった。
 兼六園をほぼ毎日、散歩する北國写真連盟会員の渕上豊さん(69)=金沢市菊川2丁目=によると、池周辺は撮影スポットになっているといい「いつも同じ枝に止まっている。眠っていたり、羽を広げたりと変化が見られて楽しい」と目を細めた。
 いしかわ動物園(能美市)によると、アオバズクは繁殖期の5、6月に、東南アジアから日本に飛来する。ガやコガネムシを餌とし、幹に洞窟状の穴のある、大きな木を好んで巣を作る特性があるという。
 県金沢城・兼六園管理事務所は2017、18年も飛来を確認しており、成鳥とひながそれぞれ数羽、7月まですみ着いていたという。藤村秀人所長は「今年も安心してひなを育てられるよう、見守りたい」と話した。

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