「日本一の星空」をＰＲする阿智村の村役場前に３日、「星空のポスト」がお目見えした。もともとあった郵便ポストに、村の星空や、同村清内路で続く「手作り花火」をイメージしたラッピングを施した。関係者は、多くの人が利用するポストを通じ、星空をさらに発信したいとしている。

　日本郵便信越支社（長野市）によると、ラッピングポストは県内４カ所目で、飯田下伊那地域では初めて。村側の要望を受けて、村内の阿智郵便局に星形の消印「風景印」を置いたのに続く第２弾となる。夜空に星がきらめいているようなデザインで、流れ星に加え、毎年春に村内各地で咲くハナモモも描いて村らしさをアピールしている。

　村役場は民家や商店が立ち並ぶ場所にあり、ポストの利用者も多い。熊谷秀樹村長は「若い人に人気の『インスタ映え』もする。『星に願いを』の言葉のように、このポストから郵便を出すと願いがかなうなどと話題になればうれしい」と期待していた。