住民がホタルの保護に取り組む加賀市大菅波町の農業用水沿いで5日までに、ゲンジボタルの本格的な群舞が始まり、日没後に淡い光が揺れ飛ぶ幻想的な光景を広げている。
作見地区ほたるの里育成委員会の中出栄三郎委員長(81)によると、ホタルは例年並みの5月28日ごろから姿を見せ始め、今月3日ごろから群舞が見られるようになった。4月上旬に寒い日が続いた影響で数は例年より少なめという。
今月中旬まで観賞できる見込みで、8日には地元の三輪神社周辺で「ほたるウオッチング」(北國新聞社など後援)が行われる。